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キャッシュレス決済の種類は?それぞれのメリット・デメリットは?

キャッシュレス化が進み、キャッシュレス決済の導入を検討されている方も多いのではないでしょうか。
この記事では、キャッシュレス決済の導入を検討している方向けに、その種類とメリット・デメリットを解説していきます。

 

キャッシュレス決済とは

キャッシュレス決済は、小銭のやり取りが発生しないのでスムーズに支払いが完了します。
ポイントが貯まるものが多く、現金での支払いよりもお得です。
現在主流のキャッシュレス決済は下記の4種類です。

  • クレジットカード
  • デビットカード
  • 非接触型決済
  • QRコード決済

 

クレジットカード

クレジットカードは、決済後完了後に1か月分まとめて支払い請求が来る後払い式の決済方法です。
クレジット決済端末機でカードを読み取ることで決済が実行されます。
新しくカードを作るためには審査が必要で、18歳未満(高校生を除く)はカードを作ることができません。
各カードで利用限度額が設定されています。
代表的なものは「JCB CARD」、「三井住友カード」、「楽天カード」などがあります。

メリット
利用金額に応じてポイントが貯まる。
各カードで設定されているポイント還元率に基づきポイントが付与されます。貯まったポイントは支払いや商品と交換できる場合があります。

海外での支払いに利用できる。
海外で買い物をする場合、通常は現地の通貨に両替をする必要がありますが、カードで支払えば両替をしに行く必要がありません。

デメリット
後払いのため使いすぎてしまう可能性がある。
支払日に指定の口座に支払い金額がない場合、信用情報に傷が付きます。信用情報に傷が付くとローンが組めなくなることがあります。

盗難・紛失時に不正利用されてしまう可能性がある。
特にカードに記載されているクレジットカード情報は他人に知られると簡単に不正利用されることがあるので注意が必要です。

 

デビットカード

デビットカードは、決済時に使用すると代金が銀行の口座から即時に引き落とされる、即時払い式の決済方法です。
クレジット決済端末機でカードを読み取ることで決済が実行されます。
銀行口座を持っていれば審査不要でカードを作ることができます。
代表的なものは「SMBCデビット」、「三菱UFJデビット」、「みずほJCBデビット」などがあります。

メリット
利用限度額=口座残高であるため、使いすぎを防ぐことができる
口座残高以上の支払いには利用できないため、持ち合わせ以上に使ってしまうことはありません。

デメリット
クレジットカードが使える場所でも使えるとは限らない。
決済システムがクレジットカードと異なるため、クレジット決済端末機があってもデビットカードは対応していない場合もあります。

盗難・紛失時に不正利用されてしまう可能性がある。
クレジットカード同様、カードに記載されているクレジットカード情報は他人に知られると簡単に不正利用されることがあるので注意が必要です。

 

非接触型決済

非接触型決済は、スマホに搭載されたNFCやFeliCaなどの通信規格を利用した決済方法です。
対応しているクレジットカードや電子マネーを登録したスマホを専用の読み取り端末にかざすことで決済が実行されます。
必要に応じて利用金額を事前にチャージする必要があります。
代表的なものは「Google Pay」、「Apple Pay」、「おサイフケータイ」などがあります。
上記アプリに「iD」、「楽天Edy」、「Suica」、「PASMO」などの電子マネーを登録することができます。

メリット
不正利用される心配がない。
カード番号やセキュリティコードを持たないため、スマホを盗まれない限りは不正利用されることはありません。

残高があればモバイル通信しなくとも支払いが可能。
非接触型決済は残高が不足していなければ、モバイル通信ができない環境下でも支払いに利用できます。

デメリット
ポイントが付かないものが多い。

特にSuicaやPASMOにチャージする場合、ほとんどのクレジットカードでポイントが付きません。
システムエラーで残高チャージできないことがある。
どの決済サービスも、年に数回はシステムエラーで残高チャージができないことが発生しているため、残高には余裕を持たせておくと安心です。

 

QRコード決済

QRコード決済は、専用の決済アプリのQRコードを利用した決済方法です。
「表示されたQRコードやバーコードをお店で読み取ってもらう」または「お店の専用QRコードを読み取る」ことで決済が実行されます。
必要に応じて利用金額を事前にチャージする必要があります。
代表的なものは「PayPay」、「楽天ペイ」、「d払い」、「au PAY」などがあります。

メリット
ポイントが貯まりやすい。
各決済サービスでキャンペーンを実施しているため、キャンペーン中はポイントが貯まりやすくなります。また、特定のクレジットカードから残高をチャージすることでポイントを二重取りできる場合があります。

個人間で送金が可能。
決済サービスによっては個人間で送金が可能です。割り勘する場合などの場面で、現金の受け渡しをする必要がありません。

デメリット
モバイル通信ができない環境では利用できない。
決済サービスのアプリを開くためにモバイル通信をする必要があるため、モバイル通信ができない環境下では利用できません。

クレジットカードより対応している店舗が少ない。
近年導入が進んでいますが、まだクレジットカードよりは対応している店舗が少ないです。

システムエラーで残高チャージできないことがある。
どの決済サービスも、年に数回はシステムエラーで残高チャージができないことが発生しているため、残高には余裕を持たせておくと安心です。

 

まとめ

キャッシュレス決済の4種類とそれぞれのメリット・デメリットについて解説しました。
ポイントが貯まるものが多く現金での支払いよりもお得なため、キャッシュレス決済の導入を検討してみてはいかがでしょうか。
特にスマホで決済が完了する「非接触型決済」と「QRコード決済」は使い方や使う場所に合わせて、使い分けることでよりお得に利用できます。

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